会長あいさつ

昨年度より引き続き宮崎市PTA協議会会長を拝命しました二見志信と申します。
会員の皆様には日頃よりPTA活動へのご理解とご協力をいただきありがとうございます。
宮崎市PTA協議会は昭和24年6月10日(1949年)にPTA社会教育団体として設立され、今年で76年になります。この76年でこどもを取り巻く環境は大きく変わりました。
個性を尊重し多様性を認める社会にと言われておりますが、少子化は止まらず、不登校になるこどもが増え、こどもへの虐待件数も増え、自ら命を絶つこどもが増えています。
令和5年4月に「こどもまんなか社会」を実現することを目標にこども家庭庁が発足しました。PTAも「こどものため」に活動しており、まさに「こどもまんなか社会」を実現するための社会教育関係団体だと思います。こどもの社会も大人の社会の影響を受けています。ただ、成長発達のことを考えるとこどもの1年と大人の1年は違います。今を生きるこどもたちのために何ができるのでしょうか。
PTAや地縁団体では同じ地域に住むこどもたちのために活動できます。市PTA協議会は単位PTAの集合体ですから、市全域のこどもたちのことを考えて活動できます。県・九州・全国の規模でつながることができると、行政等へ要望したり、支援につなげたりすることもできます。
私も7年前に単位PTAの会長職に就いた際、市PTA協議会でつながった他の学校のPTA会長や事務局にいろいろと情報を聞いて自分の活動に生かしてきました。
単位PTAはそれぞれ単独の組織で、規模や地域性、成り立ちや規約等が違います。会長の皆様はその中で、様々な悩みや葛藤なども感じながら、ベストを尽くされているのだと思います。市PTA協議会はそのような会長がつながり合い、支え合える関係性を作る場だとも思っています。また、単位PTAではなかなかお招きできない講師を呼んで会員が学び合うこともできます。
PTAはこどもが学校に通う間だけの期間限定のボランティア活動です。是非、多くの皆様と対話を重ねて、単位PTAが活動しやすい環境づくりを進めてまいります。1年間どうぞよろしくお願いいたします。