臨時会長会を行いました

 報告が遅くなりましたが、10月29日(木)、30日(金)に臨時会長会を実施しました。
コロナ禍の中、今年度初めて各会長と顔合わせができました。75校が一堂に会することはできませんでしたが、今年度の各単位PTAでの現状や各会長の思いを聞くことができ、大変有意義な会ができたのではないかと思います。2日間の会で、話題に上がった内容の概略をお伝えします。

 PTA総会について

 ほとんどの学校が、書面議決による総会を行っていました。顔を合わせることができなかったことによる心配や不安の意見もありましたが、この機会を生かして総会を見直すこともできそうだという前向きな意見もありました。

2 今年度のPTA事業の現状

 事業については、ほとんどの学校が例年通りの活動が実施できていませんでした。しかし、会議の回数を減らしたり、参加者や事業内容を工夫したりして実施するなど、必要な事業については形を変えながらも実施していることが分かりました。また、新型コロナウイルスに対応するための工夫として、オンラインでの役員会を開いたり、学校での感染予防対策に関連した取り組みを行ったりするところもありました。
 活動が思うようにできなかったことで、PTAの活動自体を見直す良い機会になったという意見もあり、児童・生徒のためにできることや必要なことに取り組む様子がうかがえました。

3 今後のPTAの在り方(やりがいのあるPTAとは?)

 最近、「PTA役員のなり手が少ない。」「PTAの行事への参加者がすくなくなった。」「PTAへ加入しない保護者がいる。」などの声が聞こえてきています。このことに対して、それぞれの会長がどのように思い、取り組もうとしているのか考えを出し合いました。それぞれの会長は、基本的にPTAは子ども達が安全・安心で楽しく学校に通えるように、子ども達のために、学校のために、保護者のために様々な活動を通してバックアップしたいと考えています。しかし、活動していることのやりがいや楽しさが、保護者全体にうまく伝わっていないことも現状としてあるようです。
 今年度、新型コロナウイルスの関係で十分に活動ができない中、PTA活動を見直す良い機会だととらえている会長もたくさんいます。これまで行ってきた活動をそのまま続けていくのではなく、それぞれの保護者の意見も十分に聞きながら、またPTAの意義や活動の必要性を丁寧に説明しながら新しい活動へと見直すチャンスでもあります。
 出された意見の中にも、「保護者にも子ども達にも無理なく必要な活動」「強制ではなく、できる人ができるときに協力できる雰囲気」「前例にとらわれない」「ボトムアップ」などがあり、見直す視点の一つとして考えることができるのではないでしょうか。さらに、「学校や地域との協力体制の充実」という意見もありました。
 それぞれの会長が様々な角度から、PTAについて悩み・考え・行動していることが感じられました。各会長のPTAに対する熱意に頭の下がる思いのする会でした。